リズム感を鍛えたい、自分にはリズム感がないという方も多いと思います。これはドラムに限らず他の楽器でもそういう悩みはつきものです。
今回はリズム感を鍛えるためにおすすめの本を1冊紹介しておきたいと思います。これを知っているのと知らないのではスタート地点が違ってくると思います。
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黒人のリズム感の秘密
一般的に黒人の方には特有のリズム感があります。日本的なリズムとは違ってうねりのあるリズムが黒人の方達のリズム感です。
黒人のドラマーを見ていると動きは不器用なのにうねるようなリズムを演奏しています。あのリズム感に憧れて、黒人になりたいと思ったことがある人が多くいると思います。
あの黒人特有のリズム感を体得できたらリズムは無敵だなと長年思っていたのですが、まだ自分が20代前半の頃に自分のドラムの師匠に本を紹介されました。
『黒人のリズム感の秘密」という本です。
筆者は日本人でありながら黒人のリズム感を体得し、マイケルジャクソンや、マドンナ等のバックダンサーもされていた方です。
この本を読んでみれば黒人のリズム感と日本人のリズム感の違い、そして黒人のリズム感は生まれながらに持っているものではなくて、今からでも、そして誰でも習得できるということが分かると思います。そのやり方と理解に役立つ一冊です(Amazonでは在庫ないかも)。
内容としては、基本ダンスの本になるのですがこれはリズム感を鍛えるために必須の項目が結構あります。
普段意識しづらい体幹部分を一つ一つ動かす練習の仕方や、体幹を使って体を動かしながら、自分の体の中に体内メトロノームを作っていくというやり方について書かれています。
その他、著者のリズム感を体得するまでのストーリー、体の使い方、脱力の仕方、日本人特有のリズムとその違い等、ドラムでも大事な要素が満載です。
日本を代表するグルーブドラマーの沼澤尚氏も「自分は‘踊れる’音楽への執着は凄まじかった」と以前発言していましたが、踊れるという事はリズムの大事な要素でもあります。
この本の筆者は黒人のリズム感をある日突然体得したと感じたとき「未知との遭遇」であったと書いています。それくらいリズムの感じ方が違うもの。
ある程度できるようになると分かってきます。リズム感が大事な楽器にとっては鬼に金棒的な本になるでしょう。リズム感を養うために読んでおきたい一冊。興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
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